チェックディスクとは|パソコン修理屋コラム

チェックディスクとは

チェックディスクはWindowsに標準で搭載されている、ハードディスク等のDISKを検査し、異常があれば修復する為のツールとなり、別名スキャンディスクとも呼ばれます。

パソコン修理をするか買い替えたほうがお得かを迷ってるイメージ画像です。

ファイル名と実データの整合性チェックや、読み書きできなくなってしまった領域の修復を行う事が可能ですが、トラブルの原因となる場合がございます。

このページは、チェックディスクの使い方と危険性をご案内いたします。

チェックディスクの危険性

チェックディスクはハードディスクへの負荷が多大にかかりますので、致命的な故障の引き金となる可能性があります。チェックディスクを行う前に、バックアップを取っておくことをお勧めします。

チェックディスクはファイルを修復はしてくれますが、一部でも正しく認識できなかった領域のファイルは、「file連番.chk」という名前にリネームされ、「Found.000」という名前のフォルダに隔離されてしまいます。 隔離されてしまったファイルは拡張子が変わってしまっている為、元のファイルが画像か文書かすらわからない状態となってしまいます。

拡張子を判別することにより、正常に復元できる場合もありますが、隔離時に破損してしまう場合もあるので確実ではありません。

よくある例として、パソコンを使用していると突然フォルダやファイルが消えてアクセスできなくなる場合があります。 この現象はディスクエラーのせいですが、チェックディスクを行うことにより、修復可能な場合があります。

しかし、修復したファイルがFound.000に格納され、そのファイルが破損している場合もございます。この場合、チェックディスクを行う前にデータ復旧を行えば正常にな状態のファイルを救出できる場合があります。

Found.000内に隔離された後の破損ファイルを正常に戻すのは困難な為、有事の際はチェックディスクより先にデータ復旧を行うほうが無難です。

※Found.000の後半の数字は000、001とフォルダが生成された順に増えていきます。

昔は今よりもWindowsのシステムが安定しなかったため、不具合が起きた際にすぐCドライブを初期化するためにパーティション分割を行う方が多かった印象です。

いまでもシステム不具合はよくある話ですので、Cドライブの容量不足でない限り、とりあえずDドライブにバックアップを取っておくのはお勧めです。

注意点として、Dドライブにバックアップを取っていても同じHDD内ですので、HDD自体が故障してしまった場合は、Cドライブと共にデータも消えてしまいます。

安全なバックアップに関してはこちらの「後悔しない為のバックアップ方法」を参考にしてください。

チェックディスクの自動実行

チェックディスクは手動で実行可能な他、システムが異常終了された際は、起動時に以下の文章が表示され、自動で実行される事があります。

Checking file system on C:
The type of the file system is NTFS.
One of your disk needs to be checked for consistency. You
can cancel the disk check, but it is strongly recommended that you continue.
To skip disk checking, press any key within(10)seconds.

一番下のカウントダウンが終わる前にキーボードのキーを何でもいいので押せば、チェックディスクはスキップされます。

もし表示された場合は一度スキップを行いそのまま起動を試みるのをお勧めします。
正常に起動した場合は、なくなったら困るデータのバックアップを取った後、チェックディスクを行って下さい。

正常に起動しなかった場合は再起動し、チェックディスクをスキップせずに起動を試みるか、可能であればチェックディスクを行う前にデータ復旧を行ってください。

Found.000フォルダーの修復

チェックディスクを行い、Found.000フォルダーが作成されてしまった場合でも、隔離されたCHKファイルは適切な拡張子をつけることにより、正常に読み取れる場合があります。

フリーで多数公開されている「拡張子の判別ツール」を使えば、半自動で元の拡張子へ修復することが可能です。

重要なデータがある場合がございますので、Foundフォルダーは削除前に修復を試みることをお勧めいたします。

チェックディスクの自動実行

マイコンピューターから実行

マイコンピューターを開き、

  1. チェックディスクを行いたいディスクを選択し、右クリックから
  2. 「プロパティー」を選択。 開いたプロパティウィンドウ上部の
  3. 「ツール」を開き
  4. 「チェックする」をクリック、ディスクチェックの確認画面がでますので
  5. 使用するオプションをチェックし、
  6. 「開始」をクリック

マイコンピューターアイコンがなく、開き方が不明な場合は、キーボード左下の方にあるWindowsマークのキーを押しながらEキーを押すことにより開けます。

チェックボックスの画像

オプションについて

「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」
ファイル一覧(インデックス)から検出されたファイルおよびフォルダーの状態をチェックし、エラーが発見された場合は自動的に修復します。
「不良セクターをスキャンし、回復する」
ディスク全体をスキャンし、正常な読み書きができない領域を回復します。
いずれもチェックを入れない状態だと、ファイルおよびフォルダーの状態をチェックし、エラーがあっても修復は致しません。

お勧めは「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」にのみチェックを入れてのスキャンです。

「ファイルシステムエラーを自動的に修復す」るで直らない場合は「不良セクタのスキャン」でシステムが直ることが稀なのと、「不良セクタのスキャン」は実行に時間がかかる為となります。

コマンドプロンプトから実行

詳しい方向けの方法です。

管理者特権でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力。

chkdsk C:
Dドライブをスキャンしたい場合は「chkdsk D:」以下のコマンドオプションがあります

  • /F : ディスクのエラーを修復します。 (ファイルシステムエラーを自動的に修復すると同一)
  • /V : ディスクの全ファイルの完全なパスと名前を表示します (FAT16 および FAT32 のみ)。クリーンアップ メッセージがある場合は、メッセージを表示します (NTFS のみ)。
  • /R : 不良セクターを検出して、読み取り可能な情報を回復します (/F も暗黙的に指定されます)。
  • /X : 必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウント解除します (/F も暗黙的に指定されます)。
  • /I : インデックス エントリについて最小限のチェックを実行します (NTFS のみ)。
  • /C : フォルダー構造内の周期的なチェックをスキップします (NTFS のみ)。
  • /L :<サイズ>: ログ ファイルのサイズを設定します (NTFS のみ)。
  • /B : ボリュームの不良クラスターを再評価します (NTFS のみ、/R も暗黙的に指定されます)。

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